呼びかけと29日屋内集会プログラム

反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉2008
──責任者出てこい。これはヤツらの戦争だ。

 いったい誰が望んだのか。「アメリ同時多発テロ」の丹念に数えあげられた2973の死体の上で、世界最大の軍事−経済国家群が「対テロ戦争」を宣言して 7年。アフガンで、イラクで、パレスチナで、積み上げられた死体はいまだ数えられたことすらない。住宅バブルを享受したアメリカが、旺盛な消費欲で世界経済を牽引した7年。対テロ戦争の戦場となったこれらの地域では、家が焼かれ、橋が落とされ、戦闘ヘリの爆音と機関銃の掃射に脅かされる日々が続いている。人と人々の生きる基盤は、いまこの瞬間にも壊され、生への希望を奪い続けている。
 いったい誰が思いついたのか。戦闘は旧装備をスクラップし新兵器の効果を試すために企画され、戦場はアメリカ政府と委託契約を結んだ民間の軍事専門企業のビジネスシーンとして維持されている。オイルの確保と先進各国の軍需企業が投資家たちに約束した配当を維持するために、不安定な生を強いられる人々を作り出し「対テロ戦争」への参加という出口のみを用意する。アメリカの貧乏人はアフガンやイラクの貧乏人を殺す意思を持てば、自らの状況を劇的に改善できるのである。その道を行くも行かぬも自己責任。「希望は戦争」は現実なのだ。
 戦争は誰も望まず、誰が企図したものでもない、のではない。また戦争は皆が望み、皆が支えた、のでもない。戦争は自然災害ではなく人為であり、戦争を望み、計画し、制度とした者たちがいるからである。戦争を終わらせるために彼/彼女らを名指そう。この戦争は私たちの戦争ではない。ヤツらの戦争なのだ。

2008年10月7日
反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉08実行委

○ 屋内企画
 日時:11月29日(土)13時〜21時
 場所:渋谷勤労者福祉会館
 資料代:500円

プログラム暫定版(11/11)
 *タイムテーブルと内容詳細は後日お知らせします。

▼ 分科会

【生存】戦争とファッショ
    発言・靖国解体企画

反戦】戦争が日常にある風景
     アメリカ・韓国・日本
    発言・田保寿一さん(ジャーナリスト)
       韓国徴兵制と人権問題を考えるPANDA

【恐慌】恐慌からの脱出は戦争にあらず
    発言・萱野稔人さん(大学教員)ほか

▼ 報告・討論    
    「62億ってどんなだよ。麻生首相のお宅拝見」
    リアリティツアー弾圧の意味
    提起・山口正紀さん(人権と報道・連絡会世話人
    共催・麻生でてこい!!リアリティツアー救援会

▼展示&ワークショップ
    反G8インスタレーション
    ニューヨーク・アクティビスト・ポスター展ほか

○ デモ
 日時:11月30日(日)15時
 場所:渋谷・宮下公園出発